Ubook Pro 長期使用レビュー
現在のメインPCとなっているUbookProを3ヵ月使用したので、良かったこと、イマイチだったことを記事にしていきたいと思う。
良かったこと
1.キーボードを分離できる
2in1PCの最大の特徴がこれ。キーボードと本体が分かれているから、通常のノートパソコンでは出来ない変わった使い方ができる。
例えばGoogle検索では検索結果が上から下に表示されるけど、この場合欲しいのは横方向の大画面ではなく縦方向の大画面。スマホを横持ちでネットを見る人がいないように、ネットサーフィンでは縦に画面が広い方が一つの画面に多くの情報を表示することができる。
昨日のツイートの補足
— shan (@sharu2000) 2020年7月16日
同じワードを検索した時の表示数は、
横向きだと4項目、縦だと7項目で倍近い差がある。
1度に多くの情報が表示できるから情報収集のスピードが大分変わってくる。#パソコン https://t.co/FziFlnysJ1 pic.twitter.com/IFnFGgGtPn
UbookProの場合解像度は1920×1280なので、縦に置くと1画面の情報量が1.5倍にまで増加する。
この写真のように、キーボードと本体が分かれているので、純正以外のキーボードを使うこともできる。キーボードにこだわりがある人は自分の好きなものを使い方ができるのも、従来のノートパソコンでは出来ないこと。
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2.3:2比率のディスプレイ
ノートパソコンに限らず現在主流は16:9の比率。この比率は動画鑑賞の際は画面をフルに使えるし、テレビなど多くの機器に使われていてコストが安いというメリットがある。しかしネットサーフィンやOffice系のソフトの場合、16:9では縦方向の情報が少なくなってしまう。
3:2のディスプレイは16:9より縦方向に20パーセントほど画面が長く、一つの画面に20%多くの情報を表示できる。縦に置くとさらに情報量が増えるけど、そもそも通常形態でも一般的なノートパソコンよりも情報量は多いのだ。
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3.そこそこの性能
CPUこそCorei系CPUより低性能なCorem3だけど、メモリは8GBでストレージはSSDで、ブラウザを見たりブログを書く程度であればそれほど遅いと感じることは無かった。もっとも試しにこれで動画編集や画像編集をしてみたら重すぎて全く使い物にならなかったけど。
イマイチなところ
1.純正キーボードが微妙
キーボードと本体が分かれているから別のキーボードが使えることをメリットとして挙げたけど、純正のキーボードがまともならぶっちゃけその必要はない。
純正のキーボードは見た目が安っぽい以外にも、
- US配列で一般的なJIS配列と異なる
- 打鍵感がイマイチ(ペコペコした感じ)
- 強くタイピングすると大きくたわむ
- タッチパッドが小さい
- しかも精度、応答速度共に悪く、カーソルが指の動きにワンテンポ遅れる感じがある
などの問題点があって、正直好き好んで使うようなものとは言えなかった。
5500円だから仕方ないといえばそれまでなんだけどね…
2.音が悪い
スピーカーの方もイヤホンからの音も褒められるようなものではない。
まずスピーカーは、最大音量が小さいし、低音が弱くて全体的にスカスカした感じの音。しかも音量を上げても最大音量の6割辺りから全く音量が変わらなくなってくる。
それならイヤホンで聞けばいいと思ったんだけど、今度は別の問題が発生。
イヤホンでアニメを見ると、イヤホンから変な雑音が混じってくるのだ。文字にすると、「ピー」とか「ブツ…ブー」とかそんな音が…
多分内部回路で発生したノイズをイヤホン経由で拾ってしまっているのだと思う。せっかく大画面のディスプレイを搭載しているのにこの音問題のせいで動画を見るために使う気にはなれなかった。
3.膝に乗せにくい
乗せられないわけじゃないけど、乗せにくいね
4.コスパは悪い
同じメーカーがほぼ同性能で同じノートパソコンを1.5万円安く販売している。
やっぱり2in1は処理能力を考えると高いので、上で挙げたメリットに魅力を感じなければやめた方が良い。
総評 やっぱり普通のノートパソコンで良いかも
UbookProを3ヵ月使って2in1PCの良さはわかったけど、全体的にメリットをデメリットが上回ってしまっている。良さはあるけどそのために1.5倍の値段を出すほどのモノとは感じられなかったので、次に買うのは普通のノートパソコンになると思う。
幸いまだ3か月しか使っていないし、状態も最高に近いのでこれの売却資金と定額給付金10万円で近いうちに普通のノートパソコンを買うと思う